怪物化したサイコらは凄まじいオーラを放ちながら周囲を破壊していった。
サニー達は総攻撃を仕掛けるが全くと言っていいほど歯が立たない。王はサイコらの動きを封じようとしたが、それも跳ね除けられてしまった。

「ハハハハハ!何をしようが無駄だ!!」
サイコらは声を揃えて言うと口から破壊光線を放った。サニー達は気功波で押し返そうとするが、逆に押されてしまう。

(何とか持ちこたえないと・・・)
サニーはそう思った。

しかし今回は4人の破壊光線を押さえてるからかキル・マーダーの時よりも遥かに高い威力の攻撃に耐えるのが精一杯だった。

威力を上げ必死に押し返そうとするサニー達。
(奴らを倒さなきゃ地球は終わっちゃう。)
サイコら東方を倒せば地球は平穏が戻る。しかし倒せない場合地球はもっと酷くなり最終的に何も残らなくなってしまうかもしれない。サニーは地球の未来を考えていた。

すると少しずつではあるが破壊光線を押し返していた。しかしサイコらもまた威力を上げていて二つの光線は互角に押し合っていた。
「地球は、絶対に・・・守るんだぁーーーーーーーーーーーっ!!!!!!」
サニーの強い思いが威力を押し上げ、遂に破壊光線を押し返したのだった。

破壊光線を押し返した気候波はサイコらを直撃した。これで倒せただろうか?僅かな望みをかけた。

しかしサイコらは怪物状態のまま立っていた。
「今のは少し痛かったぞ!」
サイコはそう言った。

「これだけやっても倒せないなんて・・・」
呆然とするサニー。サイコらはそんなサニー達目掛けて再び破壊光線を出してきた。

破壊光線を押し返したサニー達は体力を消耗していて攻撃を避けるのが精一杯だった。その後も必死で攻撃を避けるサニー達。破壊光線が直撃した場所には大きなクレーターができていた。

このままではまずいとサニー達は光の玉を生成し投げつけた。

「こんなの痛くも痒くもないわああっ!!」
そう言いながら破壊光線を出し続けるサイコら。さらに畳みかけるようにエネルギー弾を撃ってきた。

エネルギー弾は着弾と同時に爆発し、一面爆発で溢れかえった。
「これでくたばったか。」
サイコは言う。しかし煙が消えるとサニー達が姿を現した。

「これだけやってもなぜ倒れない!?」
サイコらは驚くとサニー達はこう切り返した。

「大切なものを守る信念がある以上倒れるわけにはいかないのよ。」
「地球を守り平和に暮らす。」
「それが俺達の役目なんだ。」
「それにあんたらだって惑星ホットが無くなったら困るでしょ。」

しかしサニー達の言葉に感化されることはなかったようで。
「そんなの知ったことかあああああああああああああああっ!!!!!!!!!!!!」
サイコらは怒りを爆発させると凄まじい勢いで破壊光線を放ってきた。

破壊光線の威力は凄まじく周囲をも破壊していた。サニー達は気功波で抵抗するも全くと言っていいほど効いてなかった。そんな中サニーは王に呼び掛けた。

「ここは私達で何とかしますから王様だけでも逃げてください。」
「地球人を見捨てろというのか?俺はあまりに下らない理由で一方的に地球を憎みあんな教育をしてしまったのだ。こんな事態を招いてしまった以上俺は命に代えてでも地球の民を守りたい。そして地球と調和を図り共に良き未来を築きたい。それが王としての役目だ。」
王はそう言うとサイコらの前に立ちはだかった。王の決意にサニー達はどうすることもできなかった。

「東方哀嵐怒よ、もうこんな馬鹿な真似はやめるんだ。こんなことしても永久に苦しむだけだぞ!それでもいいのか?」
王は必死に呼びかけた。

「バーカ!貴様の言いなりなんかになるものか!!」
サイコらは怒鳴りつけるとさっきのエネルギー弾を撃ってきた。王の危機にとっさに前に出るサニー達だが、体力を消耗してる状態で無理をしたためか反撃できる余裕もなかった。
エネルギー弾はサニー達に降り注ぎ、絶体絶命のピンチに陥ってしまう。サニー達は覚悟を決めたのだった。

続く

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